さて、前回は相場の局面についてお話しました。今回は、より実際のトレードにつなげていける様に、もう少しこの局面についてを掘り下げていきたいと思います。
その前に、環境認識
本題に入る前に、ちょっと確認しておきたいことがあります。それは「環境認識」についてです。
今、トレーダーの間では当たり前の様に使われている「環境認識」の意味って、実はとっても曖昧な気がします。人によって結構差がある気が。
ただまぁ、他の人が使う「環境認識」はさておき、僕の場合は
環境認識とは、相場の秩序を見出すこと
としています。これに関しては、既に「これがBOZ流!ライントレードの基礎5」にて詳しく説明しています。必ず確認しておいてください。
僕が使う「環境認識」を、他の人たちが使っている環境認識と混同していると、後々、混乱を招く可能性がありますんで。
まずは、過去を知ろう
過去は知識
前回は、相場には様々な局面があることを見てきたわけですが、何だかんだ言っても、それは過去の局面でしかありません。既に終わった局面です。
僕らトレーダーは、今現在から未来の値動きに向けて売買を行なうわけで、過去に完成された局面でトレードするわけではありません。
「じゃあ、今まで見てきたことなんて、意味ないじゃん!」
ってことになりそうですが、確かにそこで終わらせたら意味はありません。
しかし、過去の局面が認識できる様にならないと、これから起こる局面も認識できるようにはなりません。完成した局面を知らないのに、形成途中の局面を知ることなど不可能です。
なので、僕らトレーダーは過去に起こった様々な局面を認識できる様に学習し、そしてトレーニングをしていくべきなんですね。
過去は、知識なんです。
- 上昇トレンドが進行している局面
- 下降トレンド中に戻しを形成した局面
- レジスタンスで跳ね返された局面
- サポートをブレイクした局面
- 下降フラッグを形成している局面
- 平行レンジ(レクタングル・フォーメーション)の局面
- その他、様々な局面
- そして、「分からない」という局面
トレードに携わった先人たちは、僕たちに様々な局面があることをパターン化し、形式化して残してくれました。
それらを、きちんと学び、過去のチャートからそれを読み取ることが出来るようになること。それが、知識であり、トレードをするうえでの下地となっていくわけです。
過去の局面を認識できる力を持つことで、過去から現在、そして未来へと繋げていく基礎体力を身に着けていく必要があります。
驕ることなく、過去から学びましょう。歴史は繰り返します。
現状認識
過去から現在へ
僕らトレーダーは、現在の価格と未来の価格との差益を得ることを目的としています。
しかし、未来のことは誰にも分かりません。
では、見えない未来をどうやって探っていくのでしょうか?
その一つの手段として、チャートがあり、テクニカルがあります。
過去から現在に至るまでの、価格が通ってきた道程を辿っていくことで、これから価格が向かうであろう道程を推測しようとすることです。
「過去から現在まで、価格は上昇を続けている。そして今現在も、その状況を維持している。であれば、今後も上昇を続ける可能性は高いだろう。」
「過去から現在まで、価格は一定の規則性をもって上下動を繰り返している。そして今現在は、その規則性に合わせて上昇から下落に転じる節目にきている。であれば、この後は下落に転じる可能性が高いだろう。」
その様に考えます。
過去から現在に至るまでの道のりを確認し、今現在はどの様な状況下にあるのかを把握することで、これから進むであろう道程を模索するんですね。
そして僕は、この模索する作業のことを、
「現状認識」
と勝手に呼んでいます。
現状認識とは
先ほど「現状認識」とは、
過去から現在に至るまでの道程を見ながら、現在はどの様な状況下にあるのかを明確化していくこと
と説明しました。これをちょっと別な角度で説明するならば、
現状認識とは、環境認識で見出した相場の秩序の中を移動する値動きを、実質トレード可能なところまで具体的に落とし込んでいくこと
になるかと思います。
何言ってるか分からない?
じゃあ、具体的に見ていきましょう。
局所しか見てないと・・・
下の図は、一昨日(2019年2月19日)朝のポンド円5分足チャートです。(画像を制作した日とこの記事をアップした日がずれてしまったため、画像で「昨日」となっているのは実質「一昨日」、画像で「一昨日」となっているのは実質「3日前」となります。その辺はご了承ください)
爆上げですね。1日で、2円ほどの値幅を上昇しました。
では、ちょっと時間を2019年2月19日の朝、窓を開けて始まるところ(赤丸で囲った部分)まで巻き戻します。
すると以下の様になりますね。
相場はアセンディングトライアングル(通常は上抜ける確率の高いパターン)を形成していて、朝イチで窓開けして下抜けしました。
窓埋めが完了した後は、このトライアングルがレジスタンスとなって下落を始めます。
上抜けではなく下抜けだったことを除けば、あとはセオリー通りの展開です。
ですから、これが5分足レベルの局所的な展開であると最初から心得ていて、この下落の波一辺を獲るだけのつもりなら、理想的なトレードになります。
しかし、この展開が極めて局所的なものであることを理解せずに、天井を獲った気になっていたなら、それは大きな問題です。
先のチャート図で分かる通り、この後に価格は3日前(2019年2月18日)の窓を埋めることなく、爆上げを始めるんですから。逃げきれなければ、大きな損失を被っていたことになります。
では、目先の値動きに惑わされず、全体の流れ、局所的な流れ、それらをどうやって把握していけば良いのでしょうか?
俯瞰して見よう
過去から現在の流れを見ようとして、チャートの左側から右側へと価格を追い、それでも足りないので、チャート左側からはみ出している過去をスクロールして巻き戻し、そうやって過去を辿っていくと・・・
迷子になります。
森の中を漂うかの様に、今自分がどこにいてどこに向かっているのか、分からなくなってしまうんですね。
なので、チャートを俯瞰して見ます。
そう、まるでナスカの地上絵を見るかの様にね。地上にいる時には、何も感じることが出来なかったものが、鳥の様に地上はるか上から見ると、1つの大きな絵であることに気づきます。
それと同じように、チャートも俯瞰して見ることで、全体像が浮かび上がってきます。
そして、チャートを俯瞰するということは、チャートの時間軸を上げていくということに他なりません。
ちょっと見てみましょうか。先ほどのポンド円5分足で見た状況を、俯瞰して見るとどうなるでしょう?
まずは、ポンド円日足から。(一昨日の朝以降の値動きは表示してません)
環境認識からすると、価格は3本の水平線からなる等間隔の値幅を移動しており、またその推移はチャネル構造を形成しています。
この環境の中、価格は具体的にどの様な動きを見せているんでしょうか?現状認識の作業を始めてみましょう。
まずは赤い丸に注目。これ、正月明けに大幅下落たんですが、結局は長い下ひげを付けて、当日中にチャネル内部に見事に収まってしまいました。
なので、この後はチャネル上限にむけて上昇を始めることになります。
ポイント1:日足ではチャネル下限から反発し、上限に向けて価格が上昇していることを認識
ところが、真ん中の水平線を越えた辺りで、チャネルラインに到達することなく反転下落。真ん中のラインをまたいで何やら揉み合ってます。やや尻下がりになってますねぇ。
今、この現状はどんな局面なんでしょう?
これは、反転下落の示唆?それとも、上昇途中の調整局面?
でも、よく見ると何だかこの揉み合いにも規則性がありそうです。
上昇フラッグっぽいですね。うん、上昇フラッグだ。
高度を下げて細部を確認
高いところから俯瞰することによって、全体像が掴めてきます。先ほどのポンド円ではチャネルの上限ラインに向かって価格が進んでいる最中でした。しかもその上昇途中で揉み合っている場面。形成しているのは、上昇フラッグです。
では、今現在の局面をもう少し詳しく見るために、時間軸を少し下げて見ることにしてみましょう。
イメージとしては、今飛行している高さよりも少し高度を下げることで、確認したい部分をよりハッキリと見ようとする行為ですね。
以下は、ポンド円の4時間足です。
やはり相場は秩序ある動きをしてますね。比較的キレイな上昇フラッグを形成しています。
上昇フラッグは、上昇の継続を表すパターン。上抜けする確率が高いわけですから、やはり上昇過程の調整局面。
しかも、赤い丸を見てください。ラインにタッチしている場面は結構ありますが、波形としての反転ポイントは上に3つ、下に3つの計6点。
トレンド継続を示唆するフォーメーションの基本形は、反転ポイントが6点です。つまり、7回目の反転はなく、ブレイクする可能性が高い。
おまけに、例の水平線と斜め線が出会うポイントに近づいてきています。
そして今、上昇フラッグの上限ラインにまさにタッチしている状態にあります。
ブレイクの可能性の高い局面に今、あるわけです。
ポイント2:現在は上昇フラッグを形成しており、上値ブレイクの可能性の高い局面にある
では、もう少し高度を下げて、この状態を見てみましょう。下の図は1時間足です。
俯瞰せずにいきなり1時間足を見ると、この平行する2つの斜めラインは、上昇フラッグには見えませんよねぇ。チャネルラインに見えてしまいます。
これ、大きな違いですよ。
チャネルラインとして見ていたら、反転下落が濃厚に思えてくる場面ですが、上昇フラッグとしてみると、ブレイクする可能性の強い場面です。
同じラインでも、全く違う意味合いに見えてくるわけですから、注意しなくちゃいけません。
では、現状認識の作業をさらに続けます。
4時間足以上で表示していた水平線は、1時間足レベルまで来ると、ゾーンとして認識した方が良く、水色の部分がそれにあたります。
それ以外は、50pips程度の間隔でラインが引けています。秩序ある動きです。
価格は上昇フラッグ下限のラインで反発した後は、押し目らしい押し目も付けずに強く上昇しています。上昇に対して強い動意があると考えられます。
そして現在は、上昇フラッグ上限の斜め線と1時間足で引ける水平線とが重なった赤い丸の部分で、揉み合ってます。この水平線を抜けたらブレイクと判断しても良さそうですね。
こうやって見ていくと、4時間足で見た時よりも、相場が煮詰まってきているのが分かります。ブレイクするか反転するのか?いずれにせよ、そろそろ決戦の時です。
ポイント3:強い上昇を伴って、フラッグ上限ラインまで達して揉み合っている。しかも、水平線と斜め線が出会っているところ。そろそろ決戦の時。
さて、俯瞰した状態から徐々に高度を下げていくことで、
全体から部分へ
過去から現在へ
と、現状を把握していきました。この様に、環境認識から、より具体的な値動きに対する考察を行っていくことが、現状認識となります。
では、ここまでの流れを、ちょっと復習していきましょうか。
全体像からの流れをきちんと把握しておこう
さて、今現在の状況を全体像から徐々に細部へと落とし込んでいったわけですが・・・
忘れてはならないのは、この全体像からの流れです。
僕なんか特にそうなんですが、俯瞰した状態から徐々に細部へと落とし込んでいっても、結構その流れを忘れがちになってしまうんですよ。
気が付くと、全体像を忘れて、分足なんかの局所的な流れだけで判断してしまいがちになります。
なので、この流れをきちんと踏まえておきましょう。忘れそうなら、各時間軸ごとにメモっておくことも大切です。
では、もう一度、全体像からの流れを振り返ってみましょう。
現状認識として、
- 日足:まず全体像として、チャネル構造の中でチャネルライン上限を目指して上昇中の局面。
- 4時間足:上昇途中の調整局面である上昇フラッグの局面。しかも、基本パターンとして上抜けの可能性の高い局面で、上昇フラッグのレジスタンスラインにタッチしている。
- 1時間足:強い上昇を伴って上昇フラッグ上限まで到達。水平線と斜め線が出会っているので、そろそろ決戦の時。
とまぁ、こんな感じになります。
現状認識のポイントは、
- まず、環境認識によって、相場の秩序、規則性を確認する
- 大きな時間軸から、徐々に小さな時間軸へと下げて確認していく
- 各時間軸での局面をそれぞれ把握する
- 全体から部分に向けて、その流れに整合性があるのか把握する
といったことになりますかね。
各時間軸において、局面を把握していくわけですが、分からない局面がその中にあれば、トレードは出来ません。だって、分からないんですから。
また、全体から部分に向けて、その流れの中に整合性がなければ、それも「分からない」ということになります。
例えば、全体像は上昇傾向にあるのに、高度を下げると途中で下げるのか上げるのかわからなくなる場面。つまり、調整局面なのか反転する局面なのかもハッキリしない場合。
こういった場合も、分かるまで待つ、その局面が調整局面なのか反転局面なのかハッキリするまでは、トレードは出来ないことになります。
では次に、実際にトレードを行なうための準備を始めます。
そして未来へ
現状認識は終わらない
僕らトレーダーは、現在の状況を把握して「はい、お終い」というわけではありません。
繰り返し言いますが、僕らトレーダーは、現在の価格から未来の価格への差額を利益とすることを目的しているわけですから、
未来に向かって、価格がどう進むであろうか?
を模索することが必要です。
そして、これがいわゆる「シナリオ作り」ということになります。
ところが、実際に未来に向かってトレードするには、先ほどまで行った現状認識レベルでは、まだまだ認識不足ということになります。
だって、
先ほどまでの現状認識レベルだと、単純にブレイクすることしか考えてないじゃないですか。
まぁ、単純にブレイクしてくれればしめたものですが、そうは問屋が卸さないのが相場というものです。
上がるのか、下がるのか?それともレンジなのか?
それぞれの可能性が模索できるところまで、現状認識を詰めて考えていかなくちゃいけないんですね。
そういった意味で言えば、
未来が模索できるレベルまで現状を把握できない限り、現状認識は終らない
とも言えます。
そして、そのレベルまで現状を把握できないのであれば、やはりそれは「分からない」局面であり、その人にとってはトレード不可能な局面ということになります。
トレード可能となるレベルとは?
では、トレード可能になるまでのレベルまで現状認識を行なうというのは、一体どういうことでしょう?
具体的に言うと、次の3点です。
- 価格がどちらの方向に進む可能性が高いか分かる
- 上がる、下がる、レンジの3パターンを想定できる
- 各パターンのリミット(目標値)とストップ(損切り値)を想定できるチャートポイントが認識できる
1の「価格がどちらの方向に進む可能性が高いか分かる」ということを、一般的に「優位性(エッジ)」と呼びますが、これに関しては次回説明するつもりです。今回は、軽く流して聞いておいてください。
2の「上がる、下がる、レンジの3パターンを想定できる」ですが、これは3の「各パターンのリミットとストップを想定できるチャートポイントが認識できる」ということが出来なければ、想定できません。
逆に言えば、3が想定できれば2は必然的に想定できるわけです。
なので、本来は1と3でOKなのですが、あえて2を用意しているのは、巷でいうシナリオ作りは、上がるか下がるかの2パターンしか用意しないからです。
僕はこれがいつも不思議でした。
相場は、「上がるか下がるか横ばいの3パターンしかない」ということを誰もがドヤ顔で説明するくせに、シナリオ作りに関しては上がるか下がるかの2パターンしか用意しない。
これって、おかしくないですか?おかしいですよね?
しかも、「トレンド3割、レンジは7割」と言われているんですよ。レンジに直面する機会がとっても多いはずなのに。
このレンジを想定せずに、エントリーポイントを決定するから、いざエントリーしてみたらレンジに巻き込まれて、
いつまで経っても決済できない。
結局は損切り。よくて建値や微益で決済。
ポジション解消した後に思惑通りに上昇。
といった「トレードあるある」が繰り返されるんじゃないかと。
ということで、現状認識をどこまで具体的に落とし込むかというと、
- 価格がどちらの方向に進む可能性が高いか分かる
- 上がる、下がる、レンジの3パターンを想定できる
- 各パターンのリミットとストップを想定できるチャートポイントが認識できる
の3点になります。
では、先ほどのポンド円の局面を使って、未来を模索できるレベルまで現状認識を続けていきましょうか。
もう1度、ポンド円の1時間足を見てください。
先ほどお話した様に、価格は上昇フラッグの下のラインで反発してからは、ほぼ押し目を付けずに勢いよく上昇しています。4時間足で確認すると、大陽線が出ていますので、やはり強い上昇示唆となります。
なので、今まで見てきた現状認識からはこの上昇フラッグ上限を高い確率で上抜けることが想定できます。
しかし、絶対ではありません。あくまで可能性の話ですから。
なので、このラインに阻まれて反転下落した場合を考えてみましょう。
通常、パターンを形成している場合は、その上限ラインで反転すれば下限ラインまで向かいます。
なので、この場合も、フラッグの下限ラインまで進む可能性が考えられます。
しかし、そうなるにはちょっと気になるところがありますよねぇ?分かります?
水色のゾーンです。
ここは4時間足以上で認識できるラインで、幾度となく争った形跡が比較的広範囲にあるため、ライン一本よりもゾーンとして認識しておいた方が良いと判断したところです。
このゾーンは結構強い。
なので、フラッグ上限から反転下落しても、このゾーンに阻まれる可能性は高いわけで。
となれば、再び上昇を目指す可能性もあるし、先ほどの上値とこのゾーンの間でレンジとなる可能性もあるわけです。
さらにもう1つ。もしフラッグ上限のラインで阻まれて反転下落した場合、この上昇が完全に否定されるには、どの程度下げた時でしょうか?
やはり、水色のゾーンを下抜けたところですね。このゾーンを下抜けたら、次のラインに向けて下落する可能性が高くなり、完全な反転下落です。
しかし、このゾーンを抜けずに反発するなら、これは上昇途中の押し目かレンジ下限となることが想定されます。
イメージしてみましょう。
イメージをしてみる時、
誰の目から見ても、そう映るかどうか?
この視点は、結構大切です。
「ここまで落ちたら、誰が見ても反転下落だろう」
「ここで反発したら、あー、これ押し目だ。やっぱ上に向かうんだろな」
そんな風に、誰が見ても思えるポイントを見つけることは、とても重要です。
現状認識の必要性
さて、ここまで現状認識について、具体例を挙げながら説明してきました。要するに、実際のトレードに使えるシナリオ作りが出来るまで、具体的に落とし込む作業が、現状認識となるわけです。
で、全体から部分へと落とし込んでいく作業をしていけば、相場の局所的な状況に振り回されることは少なくなります。
これ、最初に見たポンド円5分足チャートですが、
この状況に直面しても、冷静に対処できるはずですよね。
アセンディング・トライアングルを窓を開けて下抜けた後の下落局面を獲りに行くつもりであれば、先ほどの水色ゾーンで利確できるはずです。
また、買い方針ならば、この下落局面は良い押し目買いのポイントとして捉えられていたと思います。
で、結果はもちろん、ご存知の通り。1時間足で確認すると、
素直に上にブレイクこそしませんでしたが、水色のゾーンで押し目を付けて、見事に上昇し、日足レベルのチャネルラインまで到達しています。
まさに、シナリオ通りの展開かと。(でも、僕自身まさか当日中に日足レベルのチャネルラインに到達するとは思ってませんでしたが)
全体を踏まえていれば、局所的な値動きに振り回されることは少なくなるんですね。大局を踏まえて局所で振る舞うことが、可能になります。
さて、今回はここまでです。環境認識から現状認識まで落とし込む作業を説明しました。
次回は、「優位性」についてお話します。セットアップについてまでは、まだまだかかりそうですが、お楽しみに。
それでは、また。