エントリーポイントの狙い方(1)

今までこのブログでは、エントリーポイントに関するお話を何度かしてきました。

が、今回はちょっとその「まとめ」的なところから入って、そこから少し実践向きな内容をお話していこうかと。

このブログの読者さんからすれば、もうお馴染みの話で始まりますが、そこは復習だと思って読み進めてください。それが基本となって、その後は今までには触れていないお話まで突っ込んでいきますんで、期待してくださいね。

それでは、始まり始まり~!

勝てない人のエントリーパターン

トレードで勝てない人というのは(まぁ自分も昔はそうでしたが)

  • 買えば下がり売れば上がる
  • 損切りすれば元の方向へ反転する
  • 損切りしてドテンすれば往復ビンタ

ということが、怖いくらいに繰り返されます。

どうしてそんなことが起きるかというと、頭では色々とテクニカルを駆使して分析した気になっていても、実際はロジックではなく、欲望に振り回されてトレードしてしまっているからです。

勝てない人の典型的なパターン1

勝てない人は、まだ値動きが大きくない局面で、

「ここから価格が大きく伸びたら勿体ない!」

という感情から、価格を後追いしてしまいがちです。

上図の様に、値動きに釣られて後追いしながらトレードしてしまうと、買ったところが高値になりやすく、売ったところが安値になりやすくなります。

値動きを後から追っかけているわけですから、当然ですよね。

また、直近高値を上抜いたりすると「ブレイクした!価格がここからグングン伸びたら勿体ない!」と慌てて飛び乗ってしまいますが、そのブレイクは結果的にダマシとなり、やはり高値掴みとなってしまいます。

これって全て、値動きを後から追いかけてしまうから、そうなってしまうんですよねぇ。

勝てない人の典型的なパターン2

ところが、一旦価格が大きく動き出した(トレンドが始まっている)のを見てしまうと、勝てない人の行動パターンは、感情によって変質します。

「あー、既に価格は大きく動き出してしまって勿体ないことをした。大きく上に伸びちゃった後だから、ここから追いかけても魅力がない。むしろ伸びた分だけ戻してくれる値幅の方が魅力的!」

ってことで、値ごろ感からトレンド中に逆張りを繰り返します。

上昇トレンド中に、値ごろ感で売りをし続けますが、その度に担がれて損切りを繰り返してしまいます。

そして、逆張りを諦めたところで価格は大きく下がり出す・・・

トレンドが始まってしまっているなら、値動きが小さい時の様に値動きの後追いしていても、実際は逆に十分勝てるはずなんですよ。

ところが、実際に価格が大きく動き出してしまった後は、欲望によって後追いは止めて、逆張りをしてしまうんですね。

結果として、まるで相場にからかわれているかの様に、やることなすことすべてが逆を行ってしまって負け続けるのが、勝てない人のエントリーポイントです。

全ては、感情に振り回され目先の値動きに振り回されてしまっているだけで、実際はロジックでトレードしていないことが原因なんですよね。

正しいエントリーポイント

では、勝つためのエントリーポイントとは、実際どの様なものなんでしょうか?

既に何度もお話していますが、正しいエントリーポイントの概要を、以下にまとめてみました。

レンジの場合

価格が上下に行ったり来たりしている場合、つまりレンジ内で価格が上下している場合は、

レンジ上限に到達して反転したところを売り、レンジ下限に到達して反転したところを買います。

またレンジブレイクの際は、ブレイク直後に飛び乗るとダマシに引っ掛かりやすいので、下図の様にロールリバーサールでエントリすることを基本にします。

ブレイク後のレジサポ確認後の反転を狙うわけですね。

(ただし、レンジ内取引が出来ないレベルの小さな値幅のレンジやフォーメーションの場合は、ロールリバーサルを確認せずにブレイク後に飛び乗ってもOKです)

先ほどの勝てない人の典型的パターン1と見比べてみて下さい。

勝てない人は負けるべくして負けるポイントでエントリーし、勝つ人は勝つべくして勝つポイントでエントリしているのが対比されて、分かりやすいと思います。

トレンドの場合

トレンドというのはダウ理論に習って定義するならば、

  • 上昇トレンドは高値低値を切り上げ続けている状態
  • 下降トレンドは高値低値を切り下げ続けている状態

というのは、もうお馴染みの話です。

で、トレンド時におけるエントリーポイントというのは、基本的に2種類あります。

上昇トレンドを例にとって説明すると、

  • 直近高値を越えたポイント
  • 直近低値を下回らずに反転上昇したところ

の2つです。図で示すと、

直近高値を越えた上図エントリーポイント1か、直近低値を下回らずに反転上昇した(低値を切り上げた)エントリーポイント2でエントリーすることになります。

では、この2つのポイント、どの様な特徴があるんでしょうか?

詳細は「エントリーのタイミングをどう考えるか?トレンドフォロー編」に譲りますが、端的に説明すると

エントリーポイント1でエントリーする場合、エントリーの難易度は低いですが、損切り幅は大きくなりますし、含み損になった場合、それに耐える金額と時間が大きくなりがちです。

逆に、エントリーポイント2でエントリーする場合は、押し目を付けた後に反転上昇するタイミングを捉えるため、テクニカルの技術が必要になります。

しかし、損切り幅がポイント1よりもはるかに小さくなるため、リスクリワード比(利益が出た場合の値幅と損失が出た場合の値幅の比率)が良く、また含み損に耐える時間も少ないというメリットがあります。

で、僕がエントリーポイント2を狙うことをお勧めしているのは、既にブログの読者さんは承知のことと思いますが、もう少しこの点について、お話しますね。

低く買って高く売るということ

昔からトレンドフォローのスタイルは

「高く買って、より高く売る」

と言われていますし、また相場格言でも

「押し目待ちに押し目無し」

とも言われているのは、ご存知だと思います。

ただ、ことFXトレードに関しては、株式トレードと比べると、少し勝手が違います。

株式相場というのは、数年に渡って長期にトレンドが続く大相場が、当たり前のようにあります。トレンド形成期間が長いんですね。

こういった相場つきでは、トレンド方向に沿ってガンガン売買した方が吉と出ることが多いので、新高値更新で買うという手法も有効な場面がかなり多くなります。

しかし、外為相場というのは、「永遠のレンジ相場」と言われる通り、株式市場の様に長くトレンドが続くことはそれほど多くなく、上下に行ったり来たりする機会が多くなります。

ですから、高値安値更新でエントリーしていると、買ったと思ったら価格は下に向かい出し、売ったと思ったら逆に上に向かい出したりと、値動きに振り回されてしまいがちになるんですよ。

また、ご存知の通り、高値低値更新(ブレイク)でのダマシも、かなり多いですよね。ブレイクしたと思ってついていくと、反転して損切り・・・なんてのは当たり前に起こるのがFXの世界です。

つまり、FXトレードにおいては、高値低値更新でエントリーしていくというのは、リスクが大きくなりがちで、得策とは言い切れないことになります。

エントリーポイントとはつまり反転ポイント

以上のことから、エントリーポイントをまとめると、

  • レンジ内取引ではレンジ上限下限に到達して反転したらエントリー
  • レンジをブレイクしたら、ロールリバーサルによってレジサポに一旦戻ってきてから反転したところをエントリー
  • トレンド時は、押しや戻しを付けて反転したところをエントリー

ということがエントリーの基本になり、要するに全ての局面において

反転ポイントがエントリーポイント

ということになります。

そう、いつだって反転を捉えてエントリーするのが基本なんですよ。

下手くそな図で申し訳ありませんが、上図の様に反転を始めたところを捉えながらエントリーするのが正しいポイントです。

正しいエントリーとは、常にジグザグと描く波の山越えで売り、谷越えで買うということになるんですね。

エントリーポイントを「反転ポイント」に絞り込むことで、反転にのみ集中して検証と練習を続ければ良い

というメリットが生まれます。

そう、これがBOZ流の考え方でした。

とってもシンプルですよね。

 

ただし!

 

これ、頭で分かってても、実際には欲望に釣られてなかなか出来ないことなんで、頭で覚えるのではなく、身体に刻み付ける様にしておいてください。

なお、この辺の詳しい解説は、「ジグザグと描く波の渡り方」をご覧ください。

エントリーポイントの探り方

厄介なトレンドの押し戻し

エントリーポイントとは、反転ポイント。

これは分かったと思います。

レンジの場合は、レンジ上限に達して反転したら売り。レンジ下限に達して反転したら買いです。

レンジをブレイクしたら、ブレイクとなったレジサポをもう一度試して反転したら(ロールリバーサル)、反転した方向にエントリーです。

しかし、実は厄介なのはトレンド時です。

トレンド時には押し戻しを付けて反転したらエントリーですが、じゃあ一体その押しや戻しはどこまで進んでから反転するんでしょうか?

後付けで、「ここが押し目を付けたポイントです」とドヤ顔するのは簡単です。

しかし、僕らは先の見えないチャートを見ながら、押し目はどこまで進んで、どこに達したら反転してトレンドを再開するのか?ということを考えてトレードしなくちゃいけません。

じゃあ、トレンド時の押し戻しを狙ったエントリーはどの様に考えたら良いのでしょうか?

エントリーポイントを考える2つの視点

押し戻しからのエントリーポイントを探るには2つの視点が必要です。それは、

  • 価格の到達点を探る視点
  • 価格の反転を確認する視点

です。以下に、説明を加えます。

到達を探る視点

到達を探る視点とは、押しや戻しはどれくらいまで進行するのだろうか?ということを考え、価格のその到達ポイントを探る行為です。

要するに、価格がどの辺りまで押し戻しをつけるまでエントリーを「待つ」のか?ということですね。

上昇トレンドで例えるならば、

上昇トレンドの中、値動きを後追いするのではなく、まずは価格が押し目をつけるのを待ちます。

そして、下げてきた価格がどこで下げ止まるのかを、テクニカルを用いて予め想定します。

到達ポイントを探るためのテクニカルの代表格は、

  • ライン(レジサポ等)
  • 移動平均線
  • フィボナッチ

ですかね。

以下は、テクニカルを用いて到達ポイントを探った具体例です。

上図を見ると、下降トレンド中、直近安値がレジサポとなって、戻しの到達ポイントになっていることが分かると思います。

また、上図の青丸Bは、移動平均線が価格の戻し到達ポイントの例です。

詳しくは「チャート・デザインのすすめ(5)」を参照してください。

以上が、価格の到達ポイントを探る視点です。

反転を確認する視点

エントリーポイントを確定するには、もう1つ別の視点が必要です。

それは、反転確認。

押し戻しが想定したポイントに到達した後、きちんと反転し、トレンド方向へと再び価格が進みだすのかどうかを確認する作業です。

なぜなら・・・

到達ポイントを想定していても、実際に価格はそのポイントを越えて更に進んでいくかもしれません。

想定していたポイントに到達したからといって、無闇にエントリーしても、そこを越えて価格が進んでしまったら、損失を招いてしまいます。

ですから、

想定していた到達ポイントで価格が止まり、そして反転してトレンドが再開したことを確認してエントリーする必要があります。

反転確認をするためのテクニカルとして代表的なものは

  • プライスアクション
  • 移動平均線
  • オシレーター

などがあります。

下の図は、移動平均線とオシレーターを用いて反転確認を行った例です。

見ての通り、まず移動平均線によって到達が確認された後、そこできちんと止められ反発しているのが、赤い丸部分で分かると思います。

それと同時にストキャス(オシレーター)が青い丸で反転を示唆しています。

これによって、下降トレンド中の戻しが終了しトレンド再開したことが確認できたので、ショートでエントリーすることになるわけですね。

これら反転確認に関する詳しい内容は、先ほどと同様、「チャート・デザインのすすめ(5)」を参照してください。

以上が反転確認の概要です。

2つのポイントの優先順位

必ずしも到達確認と反転確認の両条件が揃ってなければエントリーは出来ないのか?と問われれば、

「そんなことはない」

というのが僕の答えです。

しかし、そこには注意が必要です。

価格の到達確認と反転確認では信ぴょう性が異なります。2者のうち、より重要なのは、「到達確認」になります。

理由は簡単です。

テクニカルを用いて反転確認を行なう際、その反転示唆がきちんとしたチャートポイントでないところで起きても、実際はダマシを連発します。

つまり、きちんとしたチャートポイント(到達ポイント)でテクニカルが反転を示唆しなければ、反転確認におけるテクニカルの判断は、信ぴょう性が薄いということです。

しかし、それに対して、到達ポイントだけでエントリー判断しても、上手くいくことは結構あるんですね。

ただ、そのためにはプライスアクションやトレンドの強弱等の判断に熟知している必要があります。

なので、到達確認の後に反転が確認されたという2つの条件が揃ったところでエントリーするのが基本だということは、必ず覚えておいてください。

 

さて、ここまでが今まで僕のブログに散らばっていたエントリーポイントに関する概要のまとめになります。

では、ここからはより実践的な内容に入っていくことにしましょう!

と思ったんですが、ちょっとまとめ記事の割には長くなってしまいました。

ということで、続きは次回でお話することにします。

「なんだよ。肩透かし喰らっちまったじゃねーか!」

と思う方もいるかもですが、今回のお話は絶対避けて通ってはいけない基本中の基本です。これを抑えていないと、次回のお話は分かったつもりでも、実践では使いこなせなくなります。

なので、復習だと思ってこの記事を再度頭に叩き込みながら、次回作を待っていただけたらな、と思います。

それじゃあ、また。

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