エントリーポイントの狙い方(2の追記)

そう言えば、さっきアップした記事「エントリーポイントの狙い方(2)」で大切なことを書き忘れていたことに気が付きました。

ということで、追記の意味合いで、これからサクッと解説します。

ブレイクのダマシが予め判断できる

先ほどの記事を参考に、価格推移の軌道をチャネルを引いて判断していくと、チャートポイントとなる水平線のブレイクが、失敗するのか成功するかが、予め分かることが多くなります。

下の図を見てください。

分かりやすい様に、1分足で表示しています。

まず、2つの赤い丸に注目してください。

いずれも水平線をブレイクしていますが、値動きの軌道をチャネルで把握しておくと、ブレイクしたすぐ先にチャネルラインがあるので、失敗するのがブレイクした段階で分かると思います。

しかし、今度は青い丸に注目すると、水平線をブレイクしても、価格推移のチャネルラインに到達するまでには余力があるので、

上の方の青い丸でのブレイクは、スキャルなら十分に獲れる値幅ですし、

下の方の青い丸は余裕でブレイクを狙えるのが分かると思います。

この様に、値動きの軌道をチャネルとして把握しておくと、ブレイクが失敗するのか成功するのかも、予め分かる(もちろん絶対ではない)様になります。

フラクタルを意識しよう

もう1つ、大切なポイント。

これ、さっきTwitterでさーふさん(@SSSURFFF)と会話していた時に気づいたんですが・・・

それは、この価格推移を表すチャネルラインを引く場合、フラクタルを意識しながら引くということです。先ほどの記事でも書いてはいるのですが、やや簡略化し過ぎて書いている様なので、もう少し詳しく解説します。

例えばボラの大きいゴールドの様な場合、1時間足や15分足で明らかに認識できる大きなチャネルは、その大きな流れの中での価格推移になります。

 

この流れの中でチャネルを基点に売買すれば良いわけです。

しかし、このチャネルの中にも小さなチャネルが存在します。

で、そのチャネルの中にある価格推移のチャネルは、この例で言えば、1つ下の時間軸、つまり15分足か5分足で引けることになります。

この様にしてチャネルの中のチャネルを把握しておけば、スキャルや短めのデイトレとして、より多くのトレードチャンスを捉えることが可能になります。

上図は15分足ですが、この様にラインを引いておいて、15分足のままチャートを監視し、チャネルライン際に来たら、5分足や1分足に切り替えてタイミングを計るわけです。

下図は5分足に切り替えたものです。

この様にして値動きの軌道をチャネルで把握しておけば、限られた時間の中でも、より多くのチャートポイントを掴むことが可能になります。

以上、大切な事なのですが、明日以降は年内ブログ更新できそうもないので、取り急ぎ書き足しました。

トレードの一助として活用してください。

それじゃあ、また。

 

エントリーポイントの狙い方(2)

今回は、エントリーポイントの狙い方の第2弾です。

ずっと不思議でした。

というか、

古典的かつ基本的な事なのに誰も言わない。
みんな知ってるはずなのに誰も気づかない。
だから、誰も使わない。

というお話です。

いや、本当は気づいている人、いると思うんですけど、やっぱ言ってないだけなのかな。

誰も言わないから、僕は気づくのに結構時間かかったんですけど。

ということで、今日はそんなお話。

「何のこっちゃ?」

って、これだけじゃ分からないかもしれませんが、とにかく始まり始まり~!

軌道を見るんだよ

下の図は、ゴールドの15分足チャートです。(今さっき保存した画像なので、その後から使う画像は値動きが進んでるかもしれませんが、ご了承ください。)

まぁ、こんなラインなら、少し練習しただけで誰でも引けますし、誰でも引けるこのラインはとっても重要です。

が、今回は、エントリーポイントのお話です。

ラインを引こうが、どんなインジを使おうが、皆さんチャートに向き合いながら、

「エントリーポイントはどこだろう?」

と、色々と判断していくと思います。

しかし、その際に最も要大切なのは、

値動きを見る

ということだと思うんですよね。トレードを始めて20年以上経ちますが、それは日増しに強く思うことです。

で、今回はその値動きの中でも、

価格推移の軌道を見る

ということに、絞って解説していきます。

温故知新

じゃあ、もう1度、先ほどのチャートを見てみましょうか。

このチャートを見ながら、値動きの軌道を見ていくわけですが・・・

値動きの軌道ってどういうこと?

って人、多いかもしれませんね。軽く説明します。

価格は一直線に進むことは、滅多にありません。上図では、急上昇の場面があり、一直線に進んで見える箇所もありますが、1分足で見ると流石に多少のジグザグが確認できます。

で、ジグザグに動くということは、

という風に、価格は推移するということです。当たり前すぎで、馬鹿にしてると思っちゃったらゴメンなさい。

で、この価格推移には、往々にしてある種の規則性が生まれます。

例えば、上図の場合は、以下の様な感じになるわけで。

チャネルですね。

で、チャネルとは、「水道管」という意味です。

水道管の中を流れる水を値動きに例えたわけで、値動きはこのチャネルという名の水道管の中を上下にぶつかりながら移動していくわけです。

ただ、ここで注意してほしいんですが、ここ数年、この「チャネル」の意味を変質して使っている傾向があります。

平行に引ける斜め線を相場環境を把握するために用いるやり方の様で、それはそれで高度な理論展開がされている様なので、時間があればむしろ僕は積極的に勉強したいところなんですが、

その様なロジックの場合は、本来の意味での「チャネル」とは、ちょっと違うと僕は思っていて、僕の言う「チャネル」は、昔から教科書で説明されている意味でのパターンとしての「チャネル」なので、誤解しないでください。

で、このチャネル自体が、価格推移の軌道を表します。

 

でね、

 

価格の推移を見る時は、チャネルで見る様にします。

どういうことかというと・・・

大きなチャネルの中を、小さなチャネルがジグザグを描きながら、いくつも作られているのが分かりますよね。

こんな感じで価格は、チャネルの中を推移しながら、値動きを形成していってるわけです。本来チャネルとは、価格の軌道範囲をパターン化して表すためのモノなんですよ。

つまり、チャネルとは価格軌道そのものなんです。

ですから、このチャネルを見て、エントリーポイントを狙えば良いだけです。

上図15分足だとタイミングがとりづらいので、基本的に1分足か5分足を使います。

今回は5分足で見てみましょうか。下図がそれです。

肝心な引き方ですが・・・

引き方は、アバウトで良いんですよ。
大体の軌道予測をするために用いるだけですから。

ピタで捉えるつもりでラインを引いても良いですが、ピタで止まることは期待しないでください。越えてから戻ってくるのは当たり前、届かなくて反転するのも当たり前のつもりで、引いたチャネルはアバウトに値動きを見ます。

で、例えばですが、

大きなチャネルにぶち当たって反転している青い丸の辺りで売りのポジション持てたら理想的ですが、その時にチャート見れてるわけじゃないですよね。

なのでチャートを見た時に、既に出遅れていたら、この価格推移の軌道となるチャネルが引けるまで、待ちます。

具体的に言うと、理想的には高値安値を2点付けたところ、最低でも高値か安値に2点、その逆の安値か高値に1点つけるまでは、チャネルは引けませんから、そこまで待つということになります。

で、待っていると、上図に引いたようなチャネルは引けるわけですよね。

そして、今現在は価格が下落している最中ですから、チャネル上限のライン付近に価格が来るまで待つわけです。

はい、価格はチャネル上限に達してそこで止められています。上ヒゲをつけた小さなロウソク足が2本並んでますよね。

反転を確認してエントリーするなら、この2本の小さなロウソク足の低値をブレイクした時点です。

「それでも自信がねーよ」

って人は、オシレーターを活用します。

上図で使ってるのはストキャス(設定は9-3-3)ですが

ほら、高値圏から反転しかかってますよね。

ということで、ロウソク足の低値ブレイクとオシレーターのデットクロスを見た瞬間にエントリーしちゃえば良いわけです。

で、結果は・・・

赤い丸で売ったことになりますが、スキャルなら小さなチャネルの下限にタッチしたところ(緑丸)で利確しても良いですし、大きなチャネルにタッチしたところ(青丸)で利確してもOKです。

後付けで見ると、粘ってオレンジ色にタッチで利確というのは、大きな2重チャネルの外側の下限ラインタッチになっていて理想的ですが、この外側のチャネルラインはこのオレンジ色の箇所のタッチがなければ引くことは出来ない後付けラインです。

なので、小さなチャネルでのオレンジ丸でのタッチと理解してください。

では、もう1度、隠していた部分をオープンにしたチャートを見てみてみましょうか。

ここから先は逐一解説するのは面倒なので、各自が確認してみて下さい。

チャネルで価格推移の軌道を把握すれば、自ずとエントリーポイントが見えてくることが分かると思います。

チャネルのライン付近で反転するかブレイクするかを見れば良いだけなんですよ。反転したら反転した方向に、ブレイクしたらブレイクした方向に付いていけば良いだけです。

値動きを予測するんじゃなくて、値動きについていくというのは、このことなんです。

で、この方法でエントリーポイントを狙う際の大きな利点は、

チャネルが引けるまでエントリーが待てる

ということです。チャネルが引けないと、エントリー出来ないんですからね、このやり方だと。

ですから、中途半端なところでエントリーしたり、値動きを後追いして高値掴み低値掴みをすることが少なくなるどころか、

今現時点で最も高いところで売り、最も低いところで買うことが、やりやすくなるわけです。

しかも、簡単だし。

プライスアクションに自信がなくとも、チャネルライン際でオシレーターの反転を活用すれば良いんです。

以前にも言いましたが、オシレーターはダマシが割とありますが、きちんとしたチャートポイントではダマシが少なくなりますしね。

で、これを読んだ僕のブログの読者さんは、試しに何度もチャートにラインを引いて練習してみて下さい。

比較的容易に出来ると思います。

ただ大切なのは、先にも言いましたし、このブログでは何度も言ってますが、

ラインはピタで止まる代物だとは思わないこと

ですからね。

ラインを引くというのは、ライン際での攻防を見極めるために引くものですから。

パターンはチャネルだけじゃない

しかし、ここでもう1つ大切なポイントがあります。

それは、この様にチャネルをリアルタイムで引いていくと、

  • いくつものチャネルラインが引ける感じになってゴチャゴチャしてきている
  • 効きそうだと思って引いたけど、効いてないっぽいラインが複数引けてしまった

という局面に直面すると思うんですよ。例えば、ちょうどこんな場面。

で、こういった時はどうするか?

いや、、これは困った状態ではなく、むしろチャンスなんです。

実はチャネルというのは、一定方向に価格が推移する軌道を表している状態に過ぎません。

一定方向に価格が推移しない状態、つまり「保ち合い」になるとチャネルラインは引けないんですよ。

ということは・・・

そう、保ち合いを表す別のパターンラインが引ける様になるわけです。

つか、リアルタイムでは、

  • 引いたチャネルが機能しなくなった
  • 複数のチャネルが交錯してゴチャゴチャしてきた

そんな場合は、保ち合いに移行したと考えて、保ち合いのパターンを表すラインが引けるまで待つようにします。

上図の場合で言えば、まずはゴチャゴチャし出したラインを消して、別のパターンが出来るまで待つわけです。

すると、こんな感じになってきます。

高値が切り下がり、低値は一定を保った保ち合いパターンですね。

じゃあ、これをどちらかにブレイクすのを待てば良いわけです。

で、待ったおかげで、

はい、美味しく上限ブレイクを頂きました。

( ̄∇+ ̄)vキラーン

ただ、ここで絶対的に注意してもらいたいんですが、

今ここで引いたラインは、極めて局所的です。小さな時間軸で見て引いた保ち合いのパターンラインです。

15分足や5分足で引けるような小さな時間軸で引いたパターンラインは、1時間足以上では認識しづらいので、ブレイクしたからと言ってグングン伸びることを期待してはいけません。

欲張らずにサクッと利確が基本です。

そうしないと・・・

ほら、こんな風になっちゃうし。下手すりゃ損切りです。

ノ( ̄0 ̄;)\オー!!ノー!!!!

ということで、小さな時間足ばかり見ずに、きちんと1時間足などの上位足を見ながら、

自分がどの時間軸のどの波を獲りにいっているのか

を明確に意識しておくことが必要です。

とまぁ、今回のお話は、

  • 価格の軌道は一定方向に価格が推移している場合は、チャネルで見ましょう
  • チャネルがゴチャゴチャしてきたらそれは保ち合いなので、その他のパターンが出来るまで待ってブレイクを狙いましょう

というお話でした。

でもこれ、僕のオリジナルじゃないですからね。恐らく100年くらい前から解説されてきたお話です。

でも、ほとんど誰も使っちゃいないのが現実なんじゃないですかね。

まぁ、このトレード界隈は、書籍を出したりしてる人も含めてその多くがニセモノで蔓延ってますから、当然っちゃ当然ですが。

となると、実践レベルで解説している人は、少なくとも僕の目にはとまらなかったので、ある意味これが本邦初公開なのかもしれませんね。

自慢というよりは、悲しい現実です・・・(涙)

ということで、今回はこの辺でお終いにします。このやり方は、練習をすれば比較的容易にエントリーポイントを掴めると思うので、思いっきり使いまわしてください。

年末は忙しいので、恐らく今回が今年最後のブログ更新になるかもです。

それじゃあ、また。

 

ライン引きの手引き(3)

ラインの引き方を学習したとしても、いざ現実のトレードにそのラインを活用しようとした時に、

「水平線はここに引いた方が良いのかな?それともう少し下に?いや、もう少し上?」

なんて戸惑ったりすること、ありませんか?

基本的なことは学習したしラインを引く練習もしてみたけど、細かいところがねぇ・・・

という人って、結構いると思うんですよね。

ということで、今回は引こうとする水平線のチューニングの仕方をお話しようかと思います。

改めて水平線とは

一言でライン引きといっても、様々な考え方や流儀があります。

なので、ここでお話するラインの具体的な引き方は、「これがBOZ流!ライントレードの基礎知識」シリーズに譲りますが・・・

改めて注意してもらいたいことは、

「水平線とは、価格がそこでピタリと溜まったりする様な代物ではない」

ということです。

繰り返しお話する通り、水平線とは市場参加者が注目する価格帯にラインを引くことで視覚化したものです。

仮に市場参加者が「100円」という価格に注目してたとしても、実際に売買されるのは常に「100円」という価格ではありません。

上図の様に、「100円」という価格に注目していても、その周辺を含めて売買が行われることになります。

ですから、下落してきた価格が反発するにしても、それは100円ちょうどの場合もありますし、100円を割り込んでから反発することもあります。もちろん、100円まで落ちきらずに反転上昇を始めることもあるでしょう。

なので、100円という価格に水平線を引いたとしても、それを単なる「線」として認識するよりも、そのライン周辺を含めて「域帯(ゾーン)」として捉えた方が、より正確な判断の仕方ができます。

ちょっと実際のチャートで確認してみましょうか。

下のチャート図の赤く囲った2つの波の頂点(山)のヒゲ先に水平線を引いてみました。すると・・・

見ての通り、きちんとラインが効いていそうなものもありますが、オーバーシュート気味だったり、届かなかったりという箇所もあります。

では次に、先の赤く囲った2つの山のロウソク足達に出来るだけ多くラインが交差する様に、先ほどよりも少し下にずらして水平線を引いてみます。

すると・・・

上図を見ての通り、上手く機能していなかった様に見える部分は改善されましたが、逆に先ほどまで上手く効いてた箇所が、今度は判断しづらくなってしまいました。

この様に、同じ価格帯にラインを引くにしても、細かい部分による引き方の違いで、効いてる様に見える箇所とそうでない箇所が、色々と違ってきてしまいます。

ですから、水平線を1本引いたとしても、それはあくまでも「目安」にすぎず、実際の認識の仕方としては、下図の様に

上下に幅のある域帯(ゾーン)として認識しておいた方が、実際のトレードでの判断は格段にしやすくなるわけです。

しかし・・・

ラインのチューニング

「1本の線を域帯(ゾーン)として認識しましょう!」

確かに言うだけなら簡単です。

しかし、現実として、やり辛い側面があるのは確かです。

頭の中では「ゾーンとして認識するぞ!」と思っていても、実際にはライン1本しか引いてないわけですから、視覚の上では惑わされたりします。

例えば・・・

上図の様にして水平線を引いてしまうと、一番左側の青丸の部分では、ラインを終値ベースで下抜けているロウソク足が2本もありますから、

「抜けた!」

と判断して売ってしまいやすい場面です。

また、右側の青丸3つは、ラインに届かずに反転下落していますから、ラインに届くのを待っていたら、いつまで経ってもエントリーチャンスは訪れません。

頭では「ゾーン」と思ってはいても、実際にはたった1本のラインで上手く立ち回るのは難しい・・・なんて人、多いかもしれません。

なので、実際のライン引きにおいては、自分が最も判断しやすい様に、ラインの引き方を調整(チューニング)しておくことが大切になってきます。

いくつか例を紹介しますね。

線ではなくゾーンとして引く

最も安全なのは、ライン1本だけ引くのではなく、ゾーンとして考えられる範囲の上下に計2本のラインを引いておくということです。

上図の様に、ゾーンの上限下限に見当をつけて、予め2本引いておけば、判断を誤ることは極端に少なくなります。

ただし、それでも価格はオーバーシュートしたり、届かずに反転することも、あるんですよ。絶対はありませんから、「これで大丈夫」と高を括らないことが大切です。

また、実際にゾーンとして2本ラインを引いていくと、煩雑かつ見づらくなることも多々あります。

上図は1時間足ですが、ゾーンを表す2本線を複数引いて、15分足などの下位足を表示した場合、一体どの線がどのゾーンの上限下限のラインなのか、分けわからない状態になったりもします。

それを避けるために、ラインを色分けしたりなどの工夫をすると、今度はラインを引く手順が増えて、作業が煩雑になりがちです。

視認性を良好に保つことと煩雑さがトレードオフな関係だということは、知っておくべきでしょう。

ラインを価格に近付けて調整する

ラインを2本引くにせよ、1本でやり過ごすにせよ、相場つきによってラインは引き直される運命にあります。(ラインの寿命はそれぞれですが)

なので、どうせ引き直したりするのであれば、自分が理解しやすい位置へと、微調整をその都度かける様にします。

具体的にどうするかというと・・・

今回は、「ラインを価格の方向へと近づけて調整する」というやり方をお話しますね。

これは、「オーバーシュートは常にあり得る」ということを大前提にすることで、逆に視認性を良くしてしまうやり方です。

このやり方、他で話している人いないかもしれませんが、結構使えるチューニング方法ですよ。

では、先ほどのチャート図を用いて、具体的に見ていきましょうか。

まず赤い丸で囲った2つの山を基準にラインを引いてみますが、その際に価格はラインよりも下に位置しています。

なので、「この山のどの辺りでラインを引こうかなぁ?」と思ったら、まず価格に近い側(この時点で想定できるゾーン下限)を基準として水平線を引きます。

すると・・・

価格が一旦上抜けた後に再度下落した際、

「価格が下抜けた」

とは判断しづらくなり、むしろ水平線に支えられて再度上昇(ロールリバーサル)したのが確認できるため、エントリーがしやすくなります。

では、次にどう調整するか見てみましょう。

価格がラインを上抜けたまま滞在しているので、今度は水平線を価格側(上方向)にずらして調整します。想定できるゾーン上限へとずらしたのが、上図です。

では次の展開で、価格が水平線を上から試してみた時の挙動を確認してみましょうか。

ラインを上方向に調整したおかげで、判断がしやすくなりました。

では、再び価格がラインを下抜けたので、ラインを下にずらして調整し直します。現時点で想定できるゾーン下限までラインをずらした後のチャート図が下のものです。

やはり、ラインに価格が届かないということがなくなり、トレードの判断がしやすくなったと思います。

この様に、1つのゾーンを表す水平線1本を価格に近い側に調整し直すことで、判断の誤りが極端に少なくなります。

ただし!

これには1つ、注意が必要です。

それは・・・

価格が水平線を抜けたからといって、直ぐにラインの調整をかけないこと

です。

なぜなら、このラインの調整方法は、常にオーバーシュート(価格の行き過ぎ)が起こることを想定しているからです。

同じ水平線でも、価格に近い方にラインを引いてますから、価格はラインにタッチしやすい反面、抜けやすくなります。

抜けやすいということは、オーバーシュートによるダマシも食らいやすいということですよね。

にもかかわらず、価格がラインを抜けた直後に、ラインを価格の抜けた側に近づけてしまうと・・・

少し価格が戻しただけなのに、「オーバーシュートだ!ダマシだ!」と勘違いすることも増えます。

ですから、価格がラインを抜けた後、価格が一旦戻してきた際に

  • ロールリバーサル(ブレイク成功)になるか?
  • オーバーシュート(ブレイク失敗)になるか?

を見極める必要があります。

ブレイクが完全に成功したのか失敗したのかを確認出来た後、ようやく水平線の調整を行なうことになるんですよ。

また、水平線をゾーンの下限(上限)に合わせたからといって、そのゾーン反対にある上限(下限)を全く意識しなくとも良いというわけでもありませんので、この点も注意しておいてくださいね。あくまでゾーンはゾーンです。

自分が判断しやすい基準を持とう

水平線を引く際のチューニングのやり方を、今回は紹介しました。他にもやり方は、色々とあると思います。

が、どの様にすべきかは、自分で決めるべきことです。

価格に近い側へと水平線を引くことが誰かにとって有益でも、アナタにとって有益とは限りません。

アナタがもし、基本に忠実に引いて、上下に域帯が広がってるイメージをした方が取引しやすいのであれば、それがアナタにとっての正解となります。

わざわざ2本ラインを引くのが面倒であっても、アナタにとってそれが最も判断を間違えない方法なのであれば、2本引いた方が良いに決まってます。

どんなに偉い人が、

「そのラインの引き方違うでしょ。もっと下に引いた方が良くね?」

と言ったところで、それはその偉い人が判断しやすい引き方であって、アナタが判断しやすいとは限らないんですよ。

偉い人の言うとおりにして、アナタが判断を誤ったとしても、その偉い人はアナタの損失を補償してくれるわけじゃありません。

そんな偉い人には、素直に

「ご教授ありがとうございます!」

と言って、心の中では

( ̄へ  ̄ 凸

って、中指立てておけば良いんですよ。( ̄ー ̄)ニヤリ

「チャート・デザイン」シリーズでもお話しましたが、人の視認性や、視覚情報からの判断の仕方には、人それぞれです。自分が最も判断しやすい様に視覚情報は変更していく必要があります。

ですから、アナタはアナタが最も判断しやすい方法を、試行錯誤の上で定めれば良いのです。

それで勝てるのであれば、誰が何と言おうとも、それが正解です。

自由にやったら良いさ。

しかし、その自由に責任を持つのも、アナタ自身です。

(ただし、師匠のいる方は、師匠の言われることに従った方が良いと思います。自分の中途半端なアレンジは、むしろ師匠のやり方をきちんと受け継ぐことは出来ませんからね。師匠のいる方は、独り立ちできる様になってから、改めて自分のやり方を模索するのが賢明かと)

宿題

ちょっとここで、宿題でも出しておこうかと思います。

しかし、その宿題の内容は、水平線ではありません。斜めラインです。小さな斜めラインですが。

で、やり方ですが・・・

上図の様にまずは大きな波をトレンドラインでざっと把握し、レンジであればレンジを表す線をざっと引いて把握します。(上図では、それ以外の水平線が引いてありますが、無視してOKです)

で、ざっと大きな流れを把握したら・・・

その後は、その大きな波の中になる小さな波に、斜めラインを引いていきます。上図の赤・青・緑の色で引いたラインがそれですね。

下降する波であれば高値を結んだ斜めライン、上昇する波であれば、低値を結んだ斜めラインを引いていきます。

今回の宿題の主たる目的は、この色付きの小さな斜めラインを引くことにあります。

引き方のルールは、自分で模索してください。ラインの色分けは、別にしなくても良いです。(上図は見やすい様に色分けしただけです)

自分で模索しながら、

  • どんなラインが引けるのか?
  • どんなラインが有効なのか?
  • 引いたラインにどんな特徴があるのか?

を常に考えながら、とにかく量をこなしてください。

手と頭の両方を使って、繰り返し繰り返しやってみて下さい。

何が正解なのか分からなくても良いです。

「こんなことやって、一体どんな意味があるんだろう?」

なんて具合に、きっと迷うと思いますが、迷うなら迷うだけ迷ってください。

ただし、答えを見つける気は捨てずにね。

それが、今回の宿題です。

そして、この宿題を受けて、次回のお話をしていきます。

やった人は、やらない人に数倍の差をつけることが出来ると思って、とにかく手と頭に汗をかいてください。

モニターに映るチャート図にラインを引いても構いませんが、印刷して手書きしてみた方が、より理解が深まるかもしれません。

ひょっとすると、僕が次回のお話を知る前に、多くのことを自分で気が付いてしまうかもしれませんよ。

( ̄ー ̄)ニヤリ

ということで、次回は「波動」についてお話します。

それじゃあ、また。